東北の「いぎなりすごい人」にフォーカス。すごい社長が遺した社史や、知られざる偉人の自分史などを紹介します。

大貫建築株式会社 代表取締役 大貫 潤平

■活動の原点・目的
 私は小学校2年生から高校3年生まで野球をやってきました。気仙沼にある東陵高校が私の母校です。当時、 野球部員は1~3年生まで総勢86名を数えました。自身満々で臨んだ高校野球の世界でしたが、そのレベルの 高さに圧倒されました。3年間、全く日の目に当たる事がなく過ぎました。2年生の冬からは「学生コーチ」を任命 され、選手としての道は完全に無くなり、ひどく落ち込みました。その時「社会人になったら絶対に人に必要とさ れたい!」と強く思い、その思いが今の自分自身の原動力になっていて、仕事に強く影響しています。  
 そこで、何も情報が無い寮生活の中で自分なりに考えました。必要にされるとはどんなことだろう?自問自答の 末に「社長」になろう!と思い至りました。会社を作り人生の4番・ピッチャーになるのです。では何の社長にならな れるだろうか?そこで職業の古い順番に考えました。農業・医者・大工・・・大工なら頑張れそうだ!こうして、高校 2年生の春を迎える頃には「大工さんになり、独立して工務店の社長になる!」と固く決めていました。  
 年を重ねる度に思う事は、当時は本当に自分が情けないと思う毎日でしたし、卒業後は高校で野球をやってい ましたという事もあまり言いたくありませんでした。振り返りたくない過去になっていたのです。しかし今はあの高校 3年間が今を作ってくれたと思います。胸を張って私は3年間補欠でしたと今は言う事が出来ます。補欠だったか らわかる事。頑張れる事。必要にされる為には何が必要か。4番・ピッチャーだけが野球ではなく、全ての人に役 割があります。その役割を精一杯にやり、頼まれた以上に期待を越える事。その積み重ねがとても大事であると。 原点の高校2年生に時々戻りながら、月々精進しています。
■現在の活動内容
 仕事面は工務店としての商品が、ひのきをふんだんに使った自然素材本格派住宅「ひのき香房 無垢の城」と フランスの片田舎にぽつんと建つ家をイメージした「Maman」こちらは、6パターンの間取りから選ぶナチュラルア ンティークの家になります。もう一つは、「屋上庭園を自宅に!」「屋根では味わえない感動を!」をコンセプトとし た「プラスワンリビング」になります。それぞれに特徴があり、皆様に自信を持って提供できる家(城)です。その他 ペレットストーブ・太陽光発電にも取り組んでいます。  
 プライベートでは、6年目を迎える少年野球コーチ、今年度は父母会の会長を務めます。その他、春の選抜高校 野球大会に初出場を果たした母校の野球部OB会幹事長。地元子供会活動、講演活動、全国へ経営勉強会、運 命学鑑定「陰陽五行論鑑定士」として経営者、知り合いの鑑定。NLP、神経言語プログラミング修了し、鑑定結果 と共にカウンセリングも行っています。  
 今後は社会貢献、地域貢献によりつながるビジネスモデルを適宜し、海外事業としてカンボジアへの進出も視 野に入れたいと考えています。今は微力ではありますが、事務所に設置した自動販売機の売上の一部をカンボ ジアへ公益財団法人CIESF(シーセフ)を通じて寄付しています。
■ 活動の将来展望
 経営者を育てる企業、社会貢献、社員貢献が連動する企業を目指しています。その為には「経済性」→「独自 性」→「社会性」で成り立ってきた考えを根本から見直して、徹底的に「社会性」→「独自性」→「経済性」という流 れへと変えていかなければいけません。言うは易し行うは難しではありますが必ず実現し、その結果としてグルー プ会社5社(内1社は海外)を10年後(2024)まで設立。2030年にはグループ会社15社へ。幸せを創造し、社会貢献 し、人が育つ企業として100年ビジョンを元に100年企業を目指します。時代が変わっても変わらぬ「在り方」を一人 ひとりがしっかりと持つ事。そして「在り方」をしっかりと伝えて、発信出来る企業へ発展していく次第です。
■ プロフィール
代表者名 大貫 潤平
生年月日 1975年11月7日
出身地 宮城県
■ 会社概要
会社名 大貫建築株式会社
代表者名 大貫 潤平
所在地 〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字釜戸14-5
連絡先 Tel 022-398-2040 Fax 022-796-0032
HP http://www.oonuki-kenchiku.co.jp
事業内容 住宅の設計、建築、施工
太陽光発電の設置
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